CAD教育施設

製造業の分野では、3次元CAD(Computer Aided Design)の導入が進むと共に3次元CADデータを用いた強度解析(CAE:Computer Aided Engineering)や加工(CAM:Computer Aided Manufacturering)が積極的に利用され、急激な技術革新が起こっています。その一方で3次元CADやその関連技術を十分に理解した技術者が不足していることが問題となっています。

中部大学では、このような背景を考慮し、最先端のCAD/CAM/CAEに関する知識と技術を磨き上げる教育を行います。

具体的には、(1)2次元CADによる製図を中心とした基礎教育、(2)3次元CADによる製図とCAE/CAMへの展開を行う発展教育、(3)CATIA(キャティア)・OrCADを用いたCADの応用およびエンジニアリングデザインへの展開を行う応用教育により、最先端のCAD/CAM/CAEの応用技術を修得した技術者を養成します。

施設内の設備

施設には、高度なCAD教育を実現するため高性能ワークステーションであるIBMのインテリステ−ションM Pro 9229を131台導入しました。


広い講義室内に131台のワークステーションを完備

また、使用可能なソフトウェアは以下の通りです。

1)AutoCAD2008
AutoCADは2次元の図面を描くソフトで製造業ではシェアNo.1です。本施設では、AutoCADを100ライセンス導入し、製図法の基礎や図面について学習します。

2)Solid Works2007
SolidWorksは簡単な操作で3次元モデルが作成できる基礎的なソフトであると共に応力解析や固有値計算、熱伝導解析などの簡単な数値シミュレーションを行う機能を含んでいます。本施設では、Solid Worksを100ライセンス導入し、3次元CADやCAEの基礎を学習します。

提供:細川研究室、佐伯研究室

3次元CAD(Solid Works)を用いたエンジンの設計(左)・振動解析(中)・機構解析(右)


3)CATIA V5
CATIA V5はハイエンドな3次元CADであり、トヨタ系列とホンダ系列のほぼ全社に導入されており、今後他分野への展開も大いに期待されるので、この技術を習得した本学の学生は大きな特徴を手にすることができます。

また、CATIAは、自動車のボディーに代表される曲面を組合せたモデルの作成が可能であり、複雑な機械のモデリングが可能になるだけでなく、高度な数値シミュレーション機能やCAM機能を備えています。本施設では、CATIAを40ライセンス導入し、これを用いた、より高度なCADの学習を可能としています。

Image Courtesy of DASSAULT SYSTEMES

ハイエンド3次元CAD(CATIA V5)を用いた携帯電話の設計(左)・航空機の設計(中)・自動車フレームの数値解析(右)

4)OrCAD
OrCADは、回路設計や回路シミュレーションが可能なソフトです。本施設では、OrCADを20ライセンス導入し、より高度な回路技術の学習を可能としています。

また、本施設は、小型のラピッドプロトタイピング装置であるRoland DG社のModera MDX-20を40台設置し、設計したモデルの試作を可能にしております。

Modera MDX-20

学生が授業で製作した作品例


CAD教育施設を利用する科目


CAD教育施設を利用する科目は、以下のような科目があります。

注意:下記の科目は平成20年度に開講する授業科目です。

1)図形処理(工学部共通科目)
2)CAD製図(機械工学科)
3)機械設計製図A(機械工学科)
4)機械設計製図B(機械工学科)
5)CAD/CAM(機械工学科)
6)コンピュータ応用工学(機械工学科)
7)電気設計および製図(電気システム工学科)

*科目名をクリックするとpdfファイルが開きます。